~この本を手に取ったきっかけ~
アラフォーに入って、ふと「これからのキャリアどうしようかな」と考えることが増えてきました。
もう人生も後半戦。学ぶこと自体は楽しいけど、ただ知識を溜め込むだけではなくて、「それをどう活かすのか」が気になっていました。漠然と資格の勉強をはじめてもなと。そんなとき、ネットでおすすめされていた本を見かけて、何かのヒントになればと思う程度の軽いノリで手に取ってみた書籍です。


読んで心に残ったこと
一番刺さったのは「アウトプットすることで初めて社会に関与できる」という部分。正直、学んだことを外に出すと自分の理解が深まるという話はよく聞くので、そこまで目新しいとは思わなかったです。しかし、「インプットだけじゃ社会は変わらない。発信して初めて世の中とつながる」っていう表現には、妙に胸に残りました。なんというか「確かに…!」ってなるやつ。目からうろこというよりかは、当たり前のことですが、改めて言われるとという。
また「デフォルトモードネットワーク(DMN)」の話も面白かったです。マインドフルネスとかでも聞いたことはありましたが、「ぼーっと何も考えない時間が実はすごく大事」ということ。(デフォルトモードネットワークとは、専門的な説明は省略しますが、ぼーっとしている時間に脳がたくさんの情報の整理整頓をすることで、ふとしたアイデアなどを発想することがあるといったものです。)
つい暇になるとスマホを見てしまいますし、仕事や家事をするときには、何か同時にやりながらマルチタスクで出来ている自分に満足するという感覚すら持っています。たくさんのことを処理出来ることが優れていることという感覚。それって脳にとっては休めてるどころか大事な活性化のチャンスを潰してる、ということです。ではマルチタスクをやめてシングルタスクで日常を乗り切れるかというのはありますが、意識的にぼーっとするなどタイムマネジメントすることは考えていきたいと思います。
さらに、人とのつながりの話も印象的でした。「強い絆を持てるのはせいぜい15人まで」。これまでももちろん数々の方にあってきましたが、意外に継続しない関係性が多いのも特に仕事関連は多いです。人生の後半戦にむかって、人脈をさらに増やしていくことももちろん必要かとは思っていますが、とはいえ有限なリソースでもあるので広さと深さを考えていく必要があります。これまで仲良かった友人や同僚とさらに関係を継続・深めることをしつつも、新たなチャレンジも。
単純な目安でしかないですが、強い絆が15名程度と仮に設定されるならば、15人とは深い関係を続ける頻度を確保し、残りの時間の中では会える限りの人に会うということで両立することが出来るのではないかと。新しい出会いに目が行き過ぎて大事な人との絆が弱くなってしまうということは、なんとしても避けたいお年頃ですからね。
読んで考えたこと
正直、紹介されているアウトプットの方法そのものは「目新しい!」っていう感じではなかったです。ブログを書くとか、人に話すとか、どれも「まあそうだよね」というものばかり。
でも、いざ一覧でまとまっているのを見ると「アウトプットって別に特別なことじゃないんだな」と思えて、むしろ気持ちが楽になりました。
これまでは「アウトプットってすごく有益な情報を整理して発信しなきゃ」と構えてしまっていたんですが、日常的にやっていることも立派なアウトプットなんだと気づけたのは収穫。ちょっと工夫したり、形を変えたりするだけでいいんですよね。
この本はこんな人に合いそう
社会人になると「アウトプット大事!」って耳にタコができるくらい言われますよね。でも現実は、仕事だと「質が高いものを出さなきゃ」「他と差別化しないと」みたいなプレッシャーが常につきまといます。だからこそ「アウトプットをもっと身近にしてみようよ」というこの本の考え方は、そういう固定観念に縛られている人に響くんじゃないかと思います。
もちろん「適当でいい」って話ではないんですけどね。むしろ、肩の力を抜いて続けるからこそ、結果的にいいアウトプットが積み重なるのかもしれません。
読後に思ったこと
読み終えて感じたのは「アウトプットって、もっと身近に考えていいんだ」ということ。そして、それが社会と関わることにつながるなら、人生の後半戦に入ったこれからは、アウトプットの比重を増やしていきたいなと思いました。
質を高めることは意識しつつも、とにかく「出す」ことを恐れない。残りの半生はそんなスタンスで過ごしてみたいな、そんな気持ちにさせてくれる一冊でした。
社会貢献をしたいという想いは、こういった小さなアウトプットであっても立派な貢献になっている、と考えてもよいのかもしれません。